デザイン思考は、あなたが解決したい課題、行き詰まっている問題を吹き飛ばし、新しい発見をもたらし、一気に前進させてくれる、いわば魔法の杖のような道具です。
人生の難題に比べたら、婚活に関するモヤモヤなど即時開放してくれるほど強力です。
そんなわけで、デザイン思考を使って、婚活に関するモヤモヤを開放しちゃいましょう。
ここで、基本となるデザイン思考をしっかりアタマに入れてください。何事もそうですが、応用問題を解くためには基礎がわかっていないと解けません。
デザイン思考の5ステップ
デザイン思考は以下の5つの基本的ステップで進めていきます。
1. Empathy 理解・共感
2. Define 問題定義
3. Ideate アイディア出し
4. Prototype 試作
5. Test テスト
これが1サイクルです。
このサイクルをグルグル何回も回し続けて、ゴールを達成するのです。
では、婚活のモヤモヤを晴らすために、デザイン思考の各ステップを回しに出かけましょう♪
1.Empathy 理解・共感
ユーザーの状況や気持ちを深く理解し、共感する、というステップです。
ここでのユーザーとは、あなた自身の場合と結婚するであろうお相手(まだ見ぬ人でもよい)の場合の2つが考えられます。
まずはあなた自身の場合。
あなたは結婚に対してどんなイメージをもっていますか?どんな結婚を望んでいますか?
お互いを思いやり優しい言葉を掛け合う温かい家庭。
しょっちゅう手をつないで外を歩くくらい仲良しの夫婦。
子供は2人つくって、親としての束縛をいっさいせずに自由に育てる、などなど。
次はお相手の場合。
お相手は、自分と結婚するとしたら、どんな気持ちを持つだろうか?
どんな結婚生活を送れるのなら自分を選んでくれるだろうか?
まだ見ぬ人であっても構いません。その人を想像してみてください。具体的なお相手がいるのなら、その人が何を考え、何を感じているか、理解し、共感してみてください。
わからなければ、お相手に直接聞いてみるのが一番ですが、それが難しい場合は観察してみる、予想してみる、想像してみることから始めてください。特に観察するクセをつけること。自分のことばかり考えずにお相手のことを見る、ということです。
いろいろあると思います。それをどんどん書き出してみましょう。頭の中だけにとめておかずに、紙の上に出力することが大事です。
実はこのステップをやるだけで、70%の人がスッキリしてしまいます。なぜなら「そうか!そういうことだったのだ!」と問題に気づき、その解決策まで閃いてしまうからです。
2.Define 問題定義
ファースト・ステップで自分の状況や気持ち、お相手の状況や気持ちを理解し共感できれば、自ずと問題が見えてきます。
正しく問題を設定することこそが正しい問題解決の唯一の方法である、という考え方がデザイン思考の根本にあります。
あなたにとっては何が問題なのか?
容姿?仕事?経済力?出会いの数?
お相手は、自分に対して何が問題だと思っているのか?
容姿?仕事?経済力?包容力?優しさ?
複数あっても構いません。このステップでも、問題点を考えたら、紙に書き出しましょう。この後のステップで着眼点がブレないようにする狙いがあります。
3.Ideate アイディア出し
いよいよアイディア出しの段階に入ります。デザイン思考では可能性を広げるようなアイディア出しを目指します。ステップ2で書き出した問題に対して、どんな解決方法があるか、質より量といった感じで次々アイディアを出して行きます。
アイディア出しの方法は、ブレインストーミング、ブレイン・ライティング、マインドマップ、スケッチなどのテクニックを使います。
最初は1人ブレスト(ブレインストーミング)だけでも良いでしょう。スマホで5分タイマーをセットして、1つの問題に対する解決策を、制限時間の中でアタマをフル回転させて、できるだけ数多くどんどん書き出していきましょう。
4.Prototype 試作
デザイン思考の真骨頂、プロトタイプ、試行の段階に入ります。
デザイン思考におけるプロトタイプとは、とにかく最低限の準備でアイディアを実践してみる、ということです。いくら問題の解決策を思いついたとしても、実際にやってみないことには、それが正解かどうかわかりません。
ただし、婚活の場合にやってはいけないことは、いきなりお相手にそのアイディアをぶつけてしまうことです。これは「試行」ではなく「愚行」です。プロトタイプはまず小さく試すこと!
試す相手を本人ではなく他の人に置き換えてやってみるとか、まずは自分だけでできることにチャレンジしてみるとか。
たくさんやってみれば、何が効きそうなのか、何が効かなさそうなのか、ポイントも絞られてきます。
プロトタイプの段階は試すということに主眼をおいていますが、実際にテストしたり、評価したりするわけですから、次の最終ステップであるテスト段階とも連動しています。
5.Test テスト
最終ステップのテストの目的は、自分の解決策が自分もしくはお相手にどう機能するか、それを学ぶことです。お相手の場合であれば、自分が試行したことに対しての共感度を図るということです。
正しい解決策だったかどうかは、自分の思う結果が得られたか、最後までいかなくても(このまま行けば)得られそうだったか、で判断します。
デザイン思考は試行錯誤が信条です。一発で正解にたどり着くことはめったにありません。まずは小さく、失敗しても良いようにテストして、お相手との共感度を上げて行きます。その回数が増えていけば、共感度が上がり、最適解が得られるというわけです。
ここではデザイン思考の5ステップを婚活に当てはめる考え方をざっと説明しました。
みなさんは実体験に当てはめてもよいですし、アタマの中での思考実験でもよいので、具体的な婚活のモヤモヤ問題に当てはめて考えてみてください。
もし、1人でやるのが難しいなあと思った方は、私がお手伝いいたします。遠慮なくお問い合わせください。もちろん無料でおこないます。