婚活の不安から脱出する方法

不安の定義

不安とは、気がかりなこと。心配なこと。
これから起こる事態に対する恐れから、気持ちが落ち着かないこと。
また、そのさま。

以上の定義からわかるように、
「不安」は、これから起こる事態に対する恐れから、
気持ちが落ち着かない状態のことです。
この状態から脱出することが、本編のゴールになります。

不安は、心のどのような働きで、生み出されるのでしょうか?
ここが一番重要なポイントです。

不安はなぜ起こるのか?

不安は「期待に対する失敗感や不足感」から起こるのです。
これが不安の原因です。

ここでの「期待」とは、「将来、起こってほしいこと」を意味します。
その「期待」が実現しないかもしれない、
思ったようにならないかもしれない、
そう思うことによって不安が生まれるのです。

つまり、あなたが、「失敗するかも…」と思うから、不安が生まれるのです。

具体的な事例で考えてみましょう。
あなたは、今35歳で、婚活をしている独身男性だとします。

あなたは、早く結婚したい。
でもなかなか良い相手が現れず、
このままいくと一生独身で過ごすことになってしまう。
そう思い込み、焦っており、不安にかられています。

この状況を、先程の不安の原因の定義に当てはめてみましょう。

不安の原因は「期待に対する失敗感・不足感」でした。

あなたの今の状況における「期待」とは、「結婚できる相手と出会うこと」です。

ところが、あなたは、実は「結婚できないかもしれない」と
思っているのです。
だから、不安にかられているのです。

「不安」の中身は、
「結婚したいのだが、これまで相手が見つからず、
これからも見つからないかもしれないので、
結婚できないかもしれない」ということです。

「不安」に対する「期待」は、

「結婚できる相手と出会う」

ということです。

この期待を満たせれば「結婚できる」ということになります。

しかし、この「期待」に対して、
「今まで、結婚できる相手に出会っていない」
という状況があります。

だから、「ダメかもしれない」「結婚できないかもしれない」
という失敗感があるのです。

その結果、「結婚したいのにできないかもしれない」という
葛藤が生まれてしまいました。

「期待」と「失敗感」をみつめなおす

あなたに、何かの不安がある時、次の2つを冷静に見極めてください。

1) 原因となっている「期待」は何か?
2) 期待に対する「失敗感」は何か?

これが、不安から脱出するための、第1のステップです。
下の図の「不安分析チャート」に書き込むと、
なぜ自分は不安な何なのか、それが明確になります。

悩みや不安をなくす方法_スライド_v1.1L

「不安は何か?」「何を期待しているのか?」
「現在の状況、期待に対する恐れ、ネガティブイメージは何か?」
「最悪のケース、失敗感の結論は何か?」

これらをそれぞれ書き込むと、
自分が抱えている「不安」が明確になり、
その不安をしっかりと意識することができます。
冷静に意識できるようになれば、
あなたはすでに80%以上、
不安から脱出したと言っても過言ではありません。

不安を増幅しているのはあなた自身

ところで、なぜ、あなたは、

結婚相手と出会わないかも?

そう思ってしまうのでしょうか?

「結婚できないかも…」それは、あなたの過去の経験から来ているのです。

あなたは無意識に、過去・未来・現在の自分を、次のように比較しています。

過去の自分:良い人に出会わなかった
未来の自分:これからも出会わないかもしれない
現在の自分:だから不安である
現在の自分の期待:結婚できる人と出会いたい

しかも、あなたは、自分自身で、知らず知らずのうちに、
不安を何倍にも増強しているのです。

あなたは、何でもできる「スーパーマン」「スーパーウーマン」のような
理想的な自分を思い浮かべ、
今の自分と比べて、「なんてダメなんだろう」
このように、自己評価しているのです。

過去の自分は、引っ込み思案で好きな人に声をかけられなかった、実際の自分。

「結婚したい」という期待に対して、まだ結婚のメドがたっておらず、
「結婚できないかも…」という思いが広がって、不安になっています。

さらに「早々と理想の結婚相手を見つけて結婚している理想の自分」を登場させて、過去の自分と比較して、「私はダメな男だあ…」と思いこみ、
自分で不安を増幅させているのです。

理想の自分と比較するのは、やめてください。全く意味がありません。
ナンセンスです。自分で不安を大きくしないで下さい。

不安の原因をしっかり頭に入れたところで、
いよいよ結婚の不安からの脱出方法をお伝えします。

方法は二つです。

1:期待を捨てること。

もしくは

2:期待を満たすこと

たったこれだけです。
それぞれ具体的に説明します。

方法その1:期待を捨てれば良い

期待を捨てる。
これは、「期待をしない」ということです。

期待を捨てる。期待をしない。
これで不安は解決します。
不安のもとである「期待」がなくなったのですから、
不安はなくなるわけです。

「ちょ、ちょっと待ってください。いくら不安から解放されるといっても
そう簡単に期待は捨てられませんよ」

あなたは、そう思っていませんか?

では、あなたに、ズバリ、聞きます。
「その期待は、あなたにとって本当に正当な期待ですか?」

たとえば「結婚に対する不安の場合」を考えてみましょう。

35歳のあなたは、結婚相手がいないということは、
だいぶ前からわかっていたのではないでしょうか。

なぜ、今まで結婚相手が見つからなかったのですか?
それは、結婚相手となる相手を見つけるための行動をとらなかったからではないですか?

「期待をしない」ということは「期待を捨てる」ということです。

これまでのあなたの行動に原因があるとしたら、
その結果が今のあなた、結婚相手がおらず、結婚できないかもと不安になっているあなたです。

それなのに「結婚したい」というのは「都合の良い期待」「自分勝手な期待」です。
「それを捨てる」と考えれば良いのです。

この期に及んで、そんな甘い期待をもってどうするのか!
スパッと捨ててしまおう!
これまで結婚相手を見つける行動をおこさなかったのだから、仕方ない。

そう思うのです。

結婚に対する不安の場合、
不安の原因である「期待」をゼロにする、ということは、
「結婚する」という期待を「ゼロ」にする、ということです。

例えば、
結婚を諦めて、独身で生きていくと決める。
今すぐ、結婚相手を見つけようとしない、ということです。

方法その2:期待を満たす

「不安はなくなるかもしれませんが、それじゃ困るのです。
結婚はしたいのですから」

あなたはそう思っていませんか?
たしかにそちらのほうが自然ですね。

それなら、あなたは、2番目の「期待を満たす」を選択すべきでしょう。

不安の原因である期待を満たす、ということは、
「結婚できる相手と出会う」という期待を満たす、ということです。

では、具体的に「結婚できる相手と出会うために何をすればよいのか?」

ここは、あなたが必死で考えてください。
いろいろなアイデアや解決策があります。

「それが、わからないから不安なんだよ!」
あなたは、そう思っていませんか?

いえいえ。この方法を必死に考え始めた時点で、
あなたは不安から脱出しています。

不安の段階から、次の段階へ進んだのです。

もう一度「不安の定義」を思い出してください。

不安は「心が落ち着かない」という感情レベルの状態です。

しかし、方法を考え始めたあなたは、
「アタマを働かせる」という理性レベルの状態になっています。

つまり、感情レベルから理性レベルになった瞬間に
あなたは不安から脱出してしまったのです。

アタマを働かせて、解決策に繋がるようなアイデアを考える。
それを考えたら、実際にやってみる。

自分で考えて、アイデアが出なかったら、他人のアタマを借りる。
いろいろな人に相談して、知恵を借りる。

解決策のアイデアの出し方については、
1人ブレストという方法があります。

こちらの記事を参考にしてください。

https://purematchingtokyo.com/?p=16

あなたが、これから、不安になるような出来事に直面しても、
不安の原因を冷静に考えて、それを意識し、
アタマを使ってアイディアを考え、
すぐに不安の状態から脱出して、
前に進んでいけることを祈っています。

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